介護用のお風呂椅子を徹底的に洗ってみた話。
我が家のお風呂の椅子は介護用のもので肘掛け付き。一般的なお風呂椅子に比べると高さもあって立ち上がりやすいようになっています。パナソニックが手がける介護事業「エイジフリー」の製品です。
しかし、カバーが外せたり(イスと背もたれのオレンジ色の部分が外せるようになっていて交換可能)高さの調節ができたり不要時には折りたためたり、新幹線の肘掛けみたいに上下に動かせるのは便利な反面、「可動部が多い」という事でもあるのでネジや段差、隙間がたくさん。=抜け毛が絡んだり汚れが溜まりやすいのです。
「明日やろう、明日やろう」をずっと引き伸ばして半年ぐらい経つと閲覧注意なレベルで黒カビでドロドロになってしまいました。故にビフォーの写真は無し。
去年の夏に業者さんにお風呂掃除をお願いした時にサービスでこの椅子も綺麗に洗ってくださったんです(初めてプロにお願いして15年間1度も開けたことなかった風呂釜の前カバーの中を掃除していただきました)。それ以来ずっと放置でした。
祖母と父が要介護になって以来、私は湯船に浸からなくなりました。2人がお風呂に入るのは週に2〜3回だけなので、その後のお湯は汚れが酷くてとても浸かりたいと思える状態ではないからです。私の帰宅時間が遅いため2人より先にお風呂に入るタイミングがほぼないため、ここ3年ほど毎日シャワーだけで済ませてきました。
年末の休みの時にどうしても湯船に浸かりたくなって一番風呂に入った時にちょうど湯船からこの椅子の裏側の汚れが目に入り我が目を疑いました。キッッッッタナイ!!!
翌日、大掃除の時にようやく重い腰を上げて徹底的に掃除しました。
使ったのは強力カビハイターと不要な歯ブラシ。
プラスチックの大部分と椅子の脚がヌルヌルの黒カビで覆われていたので本品の泡を吹き付けたあとゴム手袋をした手で塗り伸ばしていき30分ほど放置。
時間が来たらシャワーで泡を洗い流しながら歯ブラシを使って徹底的にカビを取り除いていきます。カビは浮き上がってきているけれどシャワーの水圧だけでは流れないんですよね・・・。それを歯ブラシで擦り落としていくんです。
気持ちいいほど汚れがスルスル落ちていきます。もっとこまめにやっておけば良かった、という気持ちになってきます。
あっ、角度を変えたら洗い残し発見・・・(お目汚しすみません)
この黒カビが椅子の脚やパイプ部分、白いプラスチック部分にべったりだったのです...
せめて月1回でもちゃんと洗おうと心に決めました。
ちなみにこの椅子の素材はこんな感じです。
脚の素材はアルミですが長時間ではないので、このハイターを使っても変色しませんでした。
あまり介護用品のメンテナンスを目にすることはないような気がするので記事にしてみました。